薬物療法専門薬剤師 赤羽 理也 先生

病院薬剤師、特に若手が、一診療科のみに薬剤管理指導に出向いたり、一つの領域のみのチーム医療に関わっている割合は少ないであろう。従来の専門薬剤師でなく、そういった幅広い領域をフィールドとした専門薬剤師のための制度が、平成24年に「薬物療法専門薬剤師認定制度」として発足した。資格取得のために、論文提出、症例報告、試験等が必要であり、難しいと感じるかもしれないが、日々の業務、経験を積み重ねていけば、資格条件を得ることができる。病棟活動・チーム医療において、常に問題点は何か、薬学的介入の根拠は何か、介入のメリット・デメリットは何かを考え、日々研鑽し、さらに経験した症例を明文化しておくことが重要である。資格取得がモチベーションの維持や自己満足のみに終わらないためには、取得までの過程と取得後の臨床業務への還元が大切である。薬物療法専門薬剤師を取って、患者さんに最大のメリットをもたらす薬剤師を目指そう。